スキンケアを見直そう
乾燥肌の原因には、遺伝や体質による内的要因と、外的刺激による外的要因があります。
このうち、内的要因は体内からの改善が必要なので、専門的な治療が必要ですが、外的要因の場合、正しいスキンケアで改善することが可能です。
特に最近は誤ったスキンケアを原因とする乾燥肌が増えているため、毎日ケアしているのに乾燥肌が改善されない場合は、一度スキンケアを根本から見直してみましょう。
乾燥肌の正しいスキンケア
乾燥肌の根本原因は、肌を保護する皮脂や角質細胞間脂質の減少にあります。
皮脂や角質細胞間脂質は、細菌・雑菌などの外的刺激から肌を守ると同時に、水分の蒸発を防ぐ役割を担っているため、減少すると乾燥肌の原因となります。
そのため、乾燥肌をケアするには、失った肌バリア機能を補う必要があります。
具体的には、洗顔料で肌を常に清潔に保ち、雑菌などの繁殖を防ぐこと。また、洗顔後、たっぷりの化粧水で肌に十分うるおいを与えることです。
スキンケアとしてはシンプルかつ基本中の基本ですが、この基礎ができていないことで乾燥肌になってしまっている方は非常に多いのです。
乾燥肌のための化粧品
乾燥肌のスキンケアで大切なのは洗顔と保湿であると述べましたが、乾燥肌に合わない化粧品を選んでしまうと、逆に乾燥肌を悪化させる原因になってしまいます。
乾燥肌のための化粧品選びのポイントは、低刺激であることと、セラミド配合のものを選ぶことです。
特に洗顔の場合、洗浄力の強すぎるものを選ぶと、大事な皮脂まで洗い流されてしまい、乾燥肌が進行するおそれがあるので要注意です。
また、セラミドは乾燥肌に欠かせない角質細胞間脂質なので、積極的に取り入れると、肌バリア機能が復活し、うるおいを保てるようになります。
ただ、化粧品は人によって合う、合わないがありますので、最終的には自分でいろいろ試してみて、ぴったり合うものを探すことが重要となります。